「菓子メーカーくん」の特徴

出荷印刷データ自動生成機能

このページの内容は以下の通りです。

概要

大きなコスト削減額を実現

売上データ入力(または受注データ入力)で、売上伝票の入力を行いますが、そのとき売上データ(または受注データ)が、入力の結果として作成されます。同時にこの他4つの出荷用印刷データが自動的に出力されます。
出荷用印刷データとは売上伝票、送り状、荷札、封筒の印刷データのことです。1回の入力作業で4つの印刷データ入力作業が完了することは、大きなコスト削減を実現します。
1日の売上出荷に関わる入力作業だけの人件費が仮に4,000円だったとすると、それが実際に1,000円になると言っても過言ではありません。あるいは、それに近い費用が実現できるわけです。

開発の経緯とヒント

話は変わりますが、私は元々、コンピュータ会社でシステムエンジニアをしておりましたが、兄が菓子メーカーを始めるので、一緒に仕事しないかと誘われ、10年、菓子業界に身を置く結果となりました。配達2年、営業5年、工場3年の10年でした。
数年後、大塚商会からオフィスコンピュータをリース購入して、販売管理を行うことになりました。毎日のデータ入力作業は、売上伝票、送り状、荷札、封筒を入力して、その後印刷を行っていました。
殆んど同じ内容を4回入力していることにすぐ気付きました。これはバカ気ていると思いました。これをヒントにして、「菓子メーカーくん」では1つの入力で4つの印刷データを自動的に出力するプログラムを考案しました。

コスト削減額を計算する

コスト削減額計算用のサンプルを抽出する

実際に、「菓子メーカーくん」を使用しているユーザーの2021/11/10の実データを抽出しサンプルとしました。下の表を見ながらどのようなことなのか、説明いたします。
一般的な販売管理ソフトでは売上データ入力で、売上伝票のデータを入力して、売上データと売上印刷データを出力しています。「菓子メーカーくん」は、ここで同時に送り状、荷札、封筒の印刷データを自動的に作成します。
この部分が省力化、つまり、コスト削減の部分です。以下ではコスト削減額を計算しています。

具体的に、D社のコスト削減額を計算する

実際に計算する前に、計算のルールを決めておく必要があります。まず、売上データ入力で1時間に何件入力きるかを設定します。これが一番重要な要素になります。
極端な話になりますが、「菓子メーカーくん」では最短10秒で1件の入力を完了できるように作られています。売上の注文には1つの大きな法則があります。仕入でも同じです。
一般的に、菓子問屋やスーパーに主に商品を販売している場合、注文の90%以上は同じ注文の繰り返しであるという法則が成り立ちます。
ですから、「菓子メーカーくん」では、注文の明細行を1行ずつ入力しない方法を用意しています。それは、売上データ入力画面(受注データ入力画面でも同じ)の右側中央に「元帳ペイン」があります。
ここは過去に納品した伝票を表示しています。この伝票行をクリックして同じ注文を探せば、いちいち入力する手間は省けます。この機能を活用して入力することで、短時間で入力を完了できるようになります。
それで話はもとに戻りますが、1時間に何件入力できるかということですが、平均して伝票1件1分で入力できると考えますが、備考や摘要の入力がある場合は時間がかかります。
その場合も含めて、平均1件2分とし、1時間に30件入力できると決定します。

他社の販売管理ソフトの入力作業時間比率を100とした場合、「菓子メーカーくん」の入力作業時間比率は売上伝票占有率になります。一般的な女子パート事務員の時給を1500円としました。
入力作業時間は売上伝票件数を30で割った数字になります(55 / 30 = 1.83)。後は下図で示したようになります。

C社の場合

C社の場合、「菓子メーカーくん」の場合の入力作業時間は、他社の場合の43%です。

E社の場合

E社の場合、「菓子メーカーくん」の場合の入力作業時間は、他社の場合の29%です。

実際にはもっと効果がある

他社販売管理ソフトを実際に購入して、綿密に調査し測定すれば、もっと現実的にはコスト削減が大きいと想定されます。それは、今回1時間の売上伝票の入力件数を30件として設定しましたが、これが他社販売管理ソフトでも同じ条件になってしまっています。
他社販売管理ソフトで、売上伝票の1時間入力件数は20件あるいは25件であることが推測されます。そうした場合は、コスト削減額はもっと増大します。ただ現在の状況では、これ以上の追及はしないことにします。

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